『偶然完全-勝新太郎伝-』を読んだんです
『偶然完全-勝新太郎伝-』を読んだんです。
勝新太郎さん。その破天荒さに一種の恐れ、どこかで憧れ、嫌悪、そんなもろもろを感じてもいました。
何度か警察のご厄介にもなりましたよね。
パンツの中に麻薬を隠していたり。
そうそう、その時の取り調べで、「一番大切なのは真実だ」と言われ、「いや、一番大切なのは秘密だよ」と言い返したとか…。
「総理大臣の代わりはいても、勝新の代わりはいない」とか。
どこまでがリアルで、どこからがフィクションなのか線引きができない人間。
自己演出なのか否か。
でも、人間は大なり小なり自己演出しているんじゃないかなあ。
最たるものが、釈迦でありキリストであり。
つきつめれば、神々しささえ放つ。
筆者は、勝さんの最後の弟子を自認しています。
だから、勝愛に満ちている。
この本は如是我聞ですね。
潜在的な面で言えば、弟子ってたくさんいるんじゃないかなあ。そんな弟子達に記した教本。
そんな感じ。
読んで良かったなあって素直に思えます。
データー