将棋先生の「盤上・盤外」この一手

湯の町別府の将棋教室から考察した社会をつづります

「負けるは巻ける」-心の原稿用紙

この年齢になって、つくづく思うことがあるんです。


へこんだ時、人生の応援団って言葉だよなあって。

それは、誰かからの声援かもしれないし、何気ない一言かもしれません。

本を読んだ。テレビを観た。ラジオで聞いた。ネットで見た。

そんな一文かもしれません。

どんなきっかけにしても、それは耳や目というより心に入ってくる言葉です。

ちょっとかっこよく言うと「心という原稿用紙」に書かれた文字になるんです。

将棋という究極の孤独な競技。声援もコーチもいない対局。

勝ち負けがはっきりする結果。

すべてのことを受け止めて、また、勝負に臨む子ども達。

僕は、僕の「心の原稿用紙に書いてきた文字」を、子ども達に伝えたいのです。

今日は、

「負けるは巻ける」

です。

負けるのはつらいこと、いやなこと。今までの自分をなんだか否定されたような気持ちにもなります。負けから学ぶことがある。それも頭ではわかっています。

でも、やっぱり、将棋で言えば、やめたくなっちゃう。

でもですね。

でも、「負ける」は「巻ける」なんです。

負けると、心のネジが巻けるんです。

これ、いつだってそうなんです。なんだってそうなんです。

負けるは巻ける。心のネジを巻こうじゃありませんか。

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子どもたちが将棋を学ぶということ-1「負けた後」

「負ける」ことはイヤです。誰だって同じでしょう。 でも、人によって同じではないことがあります。 それは、負けた後のことです。 将棋に取り組むということは、負けた後の「心」を育てることだと思います。

 

加藤一二三先生の記事をオールアバウトに書きました

allabout.co.jp

谷川会長辞任へのニュースに、僕の夢想。

日本将棋連盟谷川浩司会長が辞任するとのこと。

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僕は、こんな夢想をしてます。

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記者「竜王、谷川会長が辞任を表明しました。竜王はどうなさるおつもりですか?」

 

渡辺「会長の辞任についてコメントするつもりはないですし、そんな立場にはありません」

 

記者「竜王ご自身の出処進退は?」

 

渡辺

「私自身、三浦九段を疑ったことは認めます。そして、こういう結論が出たことも重く受け止めています。しかし、いささかの後悔もありません。疑惑があれば、それを放置しない。今後もその姿勢は崩すつもりはありません」

 

記者「では、責任はないと……」

 

渡辺

「私は棋士です。責任のとり方はただ一つ。あらためて三浦九段と勝負をしたい。もし、私が敗れれば、即、引退をします」

 

ざわめききが会見場に広がり、記者たちは三浦九段のもとへ急いだ。

 

記者「三浦さん、竜王は引退をかけて戦いたいと言っています。その言葉について、どう思われますか」

 

三浦

「本来であれば、渡辺さんには竜王位を返上してもらいたいです。
正直に言えば、わだかまりだってある。
しかし、正々堂々の勝負なら、私の望むところです。喜んで戦います。
ただ一つだけ、条件というか、お願いがあります。
立会人は谷川会長にお願いしたい。会長の最後の仕事として見ていただきたい」

 

二人の対局が決まった。

 

竜王戦一番勝負。会場は鶴巻温泉の陣屋旅館。

升田幸三木村義雄との対局を拒否した、あの陣屋である。
行われるはずだったのに行われなかった対局、陣屋事件。
長い年月を経て、行われなかったはずの対局が、今、行われる。
 

歴史はいつも平衡へと向かうものだ。
 

立会人は三浦の希望通り、谷川。
「会長職最後のご奉公、しっかり務めさせていただきます」
陣屋を選んだのは谷川。
死闘の火ぶたが切られた。

 

僕は夢想の岐路に立つ。

 

まずは右の道。

死闘を制した三浦が静かに語る。

「渡辺さん。お願いがあります。引退を撤回し、来年は、僕に挑戦してください。あなたが挑戦者として名乗りを上げることを待っています。そして、その姿を、谷川さん……。谷川さんは会長として見届けてください」

 

左の道。

死闘を制した渡辺が額の汗を拭きつつ語る。

「三浦さん、やはりあなたは強かった。今日勝てたのは、たまたまとしか言いようがない。僕はあなたを疑った。そこに後悔はありません。しかし、あの状況の中、あなたは棋士として戻ってきた。僕なら戻れたかどうか、いやおそらく放り投げていた。三浦さん、ありがとうございました。今日、僕は本当の竜王になれた気がします。三浦さん、ありがとう。」

 

道はひとつになる。

 

涙を浮かべた谷川が二人の手をとる。

「ありがとう。私はこれで心置きなく会長職を辞することができます」

 

三浦が固く握り直す。
「それは、困る。会長を続けてください」

 

渡辺がうなずく。

 

谷川が二人を見る。

「いえ、やめます。そして、次回は挑戦者として竜王位を狙います。渡辺さん、三浦さん、覚悟をしていてください」

如月の望月が障子の隙間から遠慮がちに灯りを伸ばした。

 

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自分勝手な、何の役にも立たぬ夢想です。

でも書きました。失礼のそしりを恐れつつです。恐れずではありません。恐れつつ書きました。

なぜか。

プロとは、そのジャンルにおける行為のすべてを、見る者のジャッジに委ねる存在。

そう信じ、書きました。

そして、今回の問題について、僕は、僕なりの思いを子どもたちに伝えたいと思うのです。


阪田名人問題、そして文中にも出した陣屋事件。将棋界はいろんな問題を乗り越えてきました。

だから、今回の問題も清冽な終焉を迎えてほしい。

そう願います。

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関連記事

オールアバウト「永世名人・谷川浩司は阿弥陀如来を見ている」

 

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追記

「敬称に関して」

文中における個人名の敬称について、下記のように考えています。
(1)プロ棋士の方の活動は公的であると考え、敬称を略させていただきます。
(2)アマ棋士の方には敬称をつけさせていただきます。
(3)その他の方々も職業的公人であると考えた場合は敬称を略させていただきます。
 

めざせ王手飛車とり

あけましておめでとうございます。

「とり」どしですね。

 

将棋で人気の「とり」といえば、王手飛車「とり」。

 

てなわけで、今年は王手飛車とりを目指そう!

 

「ヘボ将棋、王より飛車をかわいがり」

で王をとっちゃった「とりノ介」が今年のキャラクターです。

ストラップにも登場するよ。お楽しみに。

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『★大分県子ども将棋ネット&将星会のトピック(9)』

ameblo.jp